設立10周年記念式典(平成30年)

10周年記念式典は平成30年11月3日に香川県知事 浜田恵造様をはじめ、多くの御来賓の方々を含め138名のご列席を賜り盛大に執り行うことができました。
「設立10周年記念誌」を発行しましたのでご覧ください。

ごあいさつ
特定非営利法人日本防災士会 香川県支部
香川県防災士会 久保前会長

平成19年4月に香川県内の防災士13名で設立準備委員会を設けて、同年8月23日に日本防災士会の承認を受けた。同29日に日本防災士会の活動理念に基づき、県民の減災を目的に「事前対策と地域に根差した防災士」を目標に設立総会を開催し、全国37番目の支部として香川県支部(香川県防災士会)が設立された。
設立当初は県民への減災に関する啓発活動が主体となっていたが、平成21年度からは高松地方気象台との継続的な業務打ち合わせ会、香川大学危機管理センター(現四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構)が開催する香川地域継続検討協議会勉強会、香川県主催の防災関連シンポジウムや各種団体の開催する研修会、講演会等に積極的に参加し、自組織としてもスキルアップ研修を実施する等、会員の知識、技術の向上を図ってきた。
平成24年度には会員が100名を超えたことから、より一層地域に密着した活動を目指して各部会、各種専門部会を設置すると共に県内を7地区に区分して支部を設立し、より地域に根差した活動を推進した。
同時に行政機関、社会福祉協議会、日本赤十字社等各関係団体と連携し、避難訓練、避難所開設訓練、DIG(災害図上訓練)、HUG(避難所運営ゲーム)、各地区の防災マップ等の作成支援等々を継続的に実施した。平成24年度からは香川県教育長から学校防災推進会議委員と学校防災アドバイザーの委嘱を受け、さらに香川県知事からは香川県自主防災活動アドバイザーを委嘱され、以降要請に応じて会員を講師として送り込んでいる。
一方で、行政機関が養成した防災士を継続的に教育支援することを目的として、行政機関と「防災士の継続教育支援に関する協定書」を締結した。また平成26年度に総務省から「地区防災計画」の策定が各地方公共団体に求められたことから市・町、自治会、地域コミュ二ティと協定を締結し地区防災計画策定支援を実施する等、継続的に地域防災力の向上を図っている。
平成29年度には全国の日本防災士認定者も13万人を超え、防災白書に掲載されるようになる等その存在感も高まり、国会でも防災士の活用について取り上げられるようになった。当会員も平成29年10月現在で309名となり防災士会に対する期待はますます高まってきている。
今後も引き続き日本防災士会、行政機関・各種団体との連携を強化し、ご支援とご協力を賜りながらより一層地域に根差した活動を継続していきます。そして県民から頼られる防災士会として地域の減災に貢献していきます。
平成29年11月